デアゴスティーニ安土城 「築城つれづれ」

風に吹かれて 〜こころのおもむくままに・・・
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牡鹿半島訪問記(4)+震災から2年
今日で震災から2年と1日
おととい昨日と震災関連の特番をかなり見ましたが、時が経つ
につれて事態はますます深刻になっているという印象を強く受
けました
明日への一歩を踏み出す取っ掛かりすら見い出せないまま苦
しんでおられる人たちが数多くある現実、心が痛みました

      死者  15,882人
  行方不明者   2,668人
  震災関連死   2,303人
この数の分だけ消えることのない家族の悲しみがあります

   避難生活者 315,000人
この数の分だけ先の見えない「不安」がここにはあります

TVも通常番組に戻り、もう来年の3.11までは大きく取り上げら
れることもないのでしょうが被災された方々の苦難はこれからも
変わらず続きます
我々に出来ることは限られていますが、せめて気持ちだけでも
これから先もずっと被災地を向いていたいものだと思います


牡鹿半島訪問記(4)続き

今回、牡鹿を巡ってみて特に復旧が遅れていると感じた谷川浜
(ヤガワハマ)のことを少し書いてみます
ここは主に「海鞘(ほや)」の養殖を生業としている浜です

地元の漁師さん3人で養殖筏に取り付ける道具を作っておられた
のですが「以前なら悪くなった所だけの修復交換で済んでいたん
ですけど、今はそのすべてを一から加工していかなければならな
いんです、色々な道具は買い揃えていかなければならないし、
とにかく何も無いところからのスタートですから時間も掛かります
それに人手も足りない・・」と話しておられました

ただでさえ風が強く寒い中、お話をお聞きしている内にだんだん日
が陰って来て、風はさらに強くなるし、とにかく寒かったです
膝をガクガクさせながらその話をしたところ、「ここは日の短い冬期
は1時過ぎになると太陽が山の向こうに隠れてしまいます、昔から
『半日浜』」と呼ばれています」と少し淋しそうに笑いながら話して下
さいました

右側の建物は津波で閉校になってしまった谷川小学校

さすが牡鹿半島、この標識よく見かけました
谷川でも夜になると鹿がウロウロしているとのことでした

中央部分に町長さん(区長さん?)の家が見えます
この家を残してあとはすべて流されてしまったとのことでした
右下の白いところは水門、すぐ海です
「湾内に沈んでいるがれきを引き上げるのは大変でしたでしょうね」
とお聞きしましたところ、返ってきた答えは、
「引き波ですべて持って行かれて海底にはもう何も残ってませんでした」
という返事、ケタ外れの大津波、その凄まじさが想像できます

津波で更地になってしまった浜には牡鹿半島の各浜からがれきが持ち
込まれ渦高く積まれてありました(昨年10月の写真ですが一緒でした)

昨年10月に伺った時よりは少し元気になっておられるようだったので少し
安心しましたが、広い浜からあたりを見渡しても3人のほかに人影がなか
った事が少し気になっています

中途半端ですが、牡鹿半島の訪問記を一応終わります
次は文集「950キロのかけはし」の本文の抜粋などを感想を交えて書い
てみようかと考えています

 
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牡鹿半島訪問記(3)現状
牡鹿訪問のあと市街地に立ち寄りました
大震災から2年が経とうとしていますが、今更ながらその傷痕の深さと
復興への道のりの険しさを強く感じました
以下、市街地の今の様子です
カメラを向けることに少なからず抵抗もありましたがこれが現実です




津波の爪痕がそのまま、あの時から時間が止まっています
男の子の三輪車、自転車、通学用のヘルメットなどが散乱したままです

石巻市湊地区学校給食共同調理場

津波の跡がくっきりと見て取れます

全く手付かずです

阪神淡路大震災の場合、2年経った頃には一応表面上はとっくに「日常」が
戻っていました
ここはもう2年が過ぎようとしているのにまだこんな状態です
「復興」はまだまだ先の先という印象です

                          あと1回書きます
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